(ブルームバーグ):

ビットコイン価格はアジア時間13日午前の取引で一時15%の急落となり、5万ドルを割り込んだ。米テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)が12日、ツイッターに投稿した発表文で、同社が仮想通貨ビットコインを利用した車購入を停止したことを明らかにした。

  マスク氏はツイッター投稿で、ビットコインを生み出す「マイニング(採掘)と取引で化石燃料の消費が急激に増える」との懸念を理由に挙げた。 一方で、エネルギー消費が大幅に少ないならば他の仮想通貨を受け入れる可能性があることも明らかにした。また、保有するビットコインをテスラが売却しない方針も示した。

テスラはビットコイン利用の車購入停止、環境配慮−マスク氏

  ビットコインは4万6000ドル強の水準まで下落した後持ち直し、日本時間午後1時9分現在は約6%安の5万980ドル。一部の仮想通貨交換業者は売り注文殺到で一時的に機能停止状態に陥る場面もあった。それでもビットコインは過去1年間で5倍強の値上がり。

  テスラは2月に、ビットコイン15億ドル(約1650億円)相当の購入と、車両代金の支払い手段として受け入れる計画を公表しており、ビットコインの急騰につながっていた。

  テスラのウェブサイトにあったビットコイン専用サポートページでは、米国本土でテスラが受け入れる唯一の仮想通貨と説明していた。マスク氏は2013年にジョークとして始まった仮想通貨ドージコインについても頻繁にツイートしており、11日には「テスラにドージを受け入れさせたいか?」と投稿していた。

  シティグループの最近のリポートによると、ビットコイン採掘による電力消費は2015年後半の66倍に急増し、それに伴う二酸化炭素(CO2)排出が厳しい精査を受ける可能性が高いという。

(価格を更新し、マスク氏の発言を追加します)

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