(ブルームバーグ):

東京株式相場は大幅に上昇し、4日ぶりに反発。米長期金利の上昇が一服し、投資家の不安が和らいだ。米失業保険申請件数が予想以上に減少し経済再開が進む期待も出た。電機や情報・通信、小売業など内外需の幅広い業種が上昇した。

市場関係者の見方

SMBC信託銀行の山口真弘シニアマーケットアナリスト

驚きの数字が出た米消費者物価指数(CPI)は航空やホテルの活動再開が寄与するところが大きく持続するかは判断が難しい物価上昇は一時的という米連邦準備制度理事会(FRB)の判断を変えるほどではないという解釈が投資家には浸透したもようで、米生産者物価指数(PPI)が強く出ても市場は落ち着いた反応で物価上昇による金融市場の不安定化の流れは落ち着いたただインフレ懸念は依然くすぶっており、経済指標に対して極端に神経質になる状況からは変わったとはいえ株価が不安定になる可能性は残っている

みずほ証券の倉持靖彦マーケットストラテジスト

米CPIは予想以上に上振れたが、これで当面の物価上昇は織り込み、米PPIには株式市場はそれほど反応しなかった今回、米国のインフレがここまで行くというのをつかみ、今後数カ月は高い上昇率が続くかもしれないが驚き度合は限定されてくるだろう一方、米失業保険申請件数は新型コロナ後最低を記録し雇用の回復は続いている

東証33業種

背景

米新規失業保険申請、予想以上に減少−パンデミック以降の最少ウォラ−FRB理事、「一時的」なインフレ2%超えは22年末まで継続も米生産者物価指数、4月は予想上回る−インフレ圧力を新たに示唆米国株は反発、バリュー株に買い戻る−米10年国債利回りは3ベーシスポイント(bp) 下げて1.66%程度

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