(ブルームバーグ):

4月の米生産者物価指数(PPI)は予想を上回り、インフレ圧力の高まりを新たに示唆した。

  新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)から経済が回復するのに伴い、供給障害と不足で商品価格が上昇。同時に労働コストも加速を始めている。企業がコスト上昇を価格に転嫁し、生産性を向上させない限り、利ざやが圧迫されかねない。

  米金融政策当局者らはこれまで、繰り越し需要と供給障害を起因とした物価圧力は一時的な可能性が高いとの見方を示しているが、インフレ高進は長期化するとの声も多い。

  総合PPIは前年同月比では6.2%上昇、2010年以来の大幅な伸びとなった。前年同月が非常に低い数字だったことが影響した。

  食品とエネルギー、貿易サービスを除くは前年同月比で4.6%上昇した。

  PPIは前月比で財とサービスの広範にわたって伸びたが、0.6%上昇したサービスの最終需要がその約3分の2を占めた。資産運用や航空サービス、食料小売り、医療、建築材、サプライ小売りの各指数が上昇した。

  財の上昇は、18.4%伸びた鉄鋼製品に加え、各種食肉や住居用天然ガス、プラスチック樹脂、乳製品の上昇を反映している。

  統計の詳細は表をご覧ください。

(統計の詳細を加え、更新します)

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