(ブルームバーグ):

ソフトバンクグループの孫正義社長(63)は13日夜、日本経済新聞のオンラインライブに出演し、自身の後継者について「一番難しいのは継承」と述べた上で、「並走していく期間はできれば10年近く欲しいから、早く見つけなくてはいけない」との考えを示した。

  後継者の条件については技術に対する強い関心や意欲を持つほか、ファイナンスへの理解、投資チームや管理部門など「全体を掌握できるリーダーシップ」が必要と指摘。「起業家がやること理解し、エンカレッジ(激励)するバランスを持って見られる能力」も挙げた。一方で、情報革命に一点投資する方向性は既に明確で、「新しいビジョンはそれほどいらない」とも述べた。

  ソフトバンクGが12日に発表した前期(2021年3月期)の連結純利益は約5兆円と最高益を更新し、日本企業としてもトヨタ自動車を抜いて過去最大となった。

ソフトバンクG孫社長、株価「安過ぎる」−純利益はグーグル超え

  また、孫社長は保有する投資資金はビジョン・ファンドに集中する方針を示し、投資先企業を300社、500社と増やしていくことに意欲を見せた。同ファンドには現在、26の投資チームができているという。

  一方、マネジメント・バイアウト(MBO)などによる株式の非上場化に関する可能性を問われ、「今はコメントするべきではない」と述べた。

©2021 Bloomberg L.P.