(ブルームバーグ):

東京株式相場は大幅に反発。新型コロナウイルス感染が拡大していた台湾の株価指数が大幅高になる中で米国株の先物も反発し、日本株にも値ごろ感が強まった。堅調な米国経済を背景にした安心感から、電機や自動車などの輸出、情報・通信、サービスなどを中心に内外需とも幅広い業種が買われた。

市場関係者の見方

T&Dアセットマネジメントの浪岡宏ストラテジスト

日本株が午後もしっかりしている背景には台湾株が戻ったことが支えになった米国経済はNAHB住宅市場指数が高水準を維持し、ニューヨーク連銀製造業指数も高水準を維持して安心できる1−3月国内総生産(GDP)の悪かった結果が株価に与える影響は限定的で、しばらくすればプラスに浮上してこよう−ワクチンの接種状況による補正予算を組むという見方は前からあるが、しっかりとした金額を出さざる得なくなる可能性はある金融相場から業績相場への移行を控えて、ファンダメンタルズだけでなく市場センチメントが動きを大きくする面もあり、不安定な動きは続くだろう

水戸証券投資顧問部の酒井一チーフファンドマネジャー

日本株は相対的な出遅れから値ごろ感が強まっている日本のマーケットセンチメントはまだ良くはなく、引き続き米国株先物の動き、アジア株の動きに左右される1−3月期GDPの結果は悪かったが株式市場への影響は乏しい

東証33業種

背景

GDP3期ぶりマイナス成長、設備投資が予想外の減少−1〜3月NY連銀製造業指数、5月はやや低下も堅調な拡大ペース継続米NAHB住宅市場指数、5月は前月から変わらず−低金利が支えクラリダFRB副議長、テーパリング協議を始める時期ではない台湾加権指数は一時5.2%高、アジア時間の米ナスダックEミニ先物は一時0.6%高、S&P500種Eミニ先物は同0.4%高

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