(ブルームバーグ): 中国の借り手向けのオフショアローン市場で外国銀行のシェアが低下傾向をたどっている。中国の企業セクターが新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)から回復する中で中国の金融機関が存在感を高めている。

  1860億ドル(約20兆円)規模の同市場で外銀のシェアはこの10年に着実に低下してきた。ブルームバーグ集計データによると、今年は5月17日までの時点でシェアは37%となり、過去11年間の平均である51%を大きく下回った。昨年は29%と、少なくとも2010年以降で最低だった。外銀が失ったシェアを穴埋めしているのは中国銀行を中心とする中国の金融機関だ。

  ナティクシスのエコノミスト、ゲーリー・ウン氏(香港在勤)は中国勢との競争激化で外国勢にとってはディールでの利ざや縮小につながる可能性があると指摘した。

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