(ブルームバーグ): 米国の暗号資産(仮想通貨)交換業者で最大手コインベース・グローバルの株価は19日、上場来安値を更新して終了した。仮想通貨で最大規模のビットコインがこの日、約1万ドルの大幅変動を見せたことが背景にある。

  仮想通貨市場が幅広い波乱に見舞われた中、コインベースの株価は前日比で一時13%下落した後持ち直し、結局5.9%安の224.80ドルで取引を終えた。コインベースは取引プラットフォームの「断続的な機能停止」を報告した後、問題を特定して修復したことを明らかにした。同業で世界最大手のバイナンスは、ネットワークの混雑を理由にイーサの引き出しを一時停止した。

  ビットコインは一時31%急落し、3万ドルに接近した後、ニューヨーク時間午後4時(日本時間20日午前5時)時点では約4万ドルに戻した。電気自動車メーカーのテスラがビットコインを準備資産として購入し、製品の代金として受け入れると発表した2月8日以降の値上がりがほぼ帳消しになった。18日には中国人民銀行(中央銀行)が仮想通貨を決済手段として認めない方針を改めて示した。

  イーサも一時40%余り下落、ドージコインは45%安まで売り込まれたが、その後ビットコインと共に持ち直した。

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