(ブルームバーグ):

24日の米株式相場は上昇。インフレ懸念が和らぎ、テクノロジー銘柄中心に買いが入った。

  S&P500種株価指数は主要11業種のうち10業種の指数が上昇。アップルやアマゾン・ドット・コム、テスラなど大型株が値上がりし、ナスダック100指数が他の主要株価指数をしのぐ上昇となった。週末に大幅下落していた暗号資産(仮想通貨)ビットコインは急反発した。

  S&P500種は前週末比1%高の4197.05。ダウ工業株30種平均は186.14ドル(0.5%)高の34393.98ドル。ナスダック総合指数は1.4%上昇。米国債市場では10年債利回りが2ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の1.60%。

  インフレ圧力に関する危険が去ったと判断するのは時期尚早だと警告するアナリストもいるが、米経済指標が予想を下回ったことで投資家の懸念は和らいだ。金融当局者の発言では、米連邦準備制度理事会(FRB)のブレイナード理事が、供給サイドのボトルネックに関連する物価上昇圧力は弱まる見込みだと話した。

  Eトレード・ファイナンシャルのトレーディング・投資商品担当マネジングディレクター、クリス・ラーキン氏は「米金融当局が様子見姿勢を維持しており、ハイテク株に一層の追い風となった」と指摘した。

  外国為替市場ではドル指数が低下。米国債利回りの低下を受けてドル売りが出た。シカゴ連銀が発表した4月の全米活動指数が市場予想を下回り、最近のインフレ急上昇が一時的現象に終わるとの見方を強めたほか、米金融当局が政策を引き締めるとの観測を後退させた。

  主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は0.2%低下。ニューヨーク時間午後4時59分現在、ドルは対円で0.2%安の1ドル=108円76銭。ユーロは対ドルで0.3%高の1ユーロ=1.2217ドル。広範なリスク選好の流れを受け、一時は0.4%高となった。

  ニューヨーク原油先物相場は続伸し、約1カ月ぶりの大幅高となった。イラン核合意の立て直しに向けた協議でなお相違点が残るとイラン側が表明し、合意成立後に同国産原油の産出が急増するとの見方が弱まった。ドル安と米国株上昇も原油の買いにつながった。

  ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物7月限は2.47ドル(3.9%)高の1バレル=66.05ドル。ロンドンICEの北海ブレント7月限は2.02ドル高の68.46ドルと、18日以来の高値で終えた。

  金スポット相場は小幅に続伸し、約4カ月ぶりの高値近辺で推移した。ヘッジファンドなど大口の投機家が米国の金先物・オプションに対するネットロングのポジションを積み増し、1月以来の高水準となったことが21日の政府データで明らかになった。ドル安や米国債利回り低下も、金相場の上昇に寄与した。

  金スポットはニューヨーク時間午後3時1分現在、0.1%高の1オンス=1883.03ドル。先週は一時1890.13ドルと、1月8日以来の高値をつけた。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物8月限は0.4%高の1886.70ドルで終えた。

Dollar, Yields Fall; Commodity-Linked FX Tops Peers: Inside G-10(抜粋)

Oil Surges With Iran Saying Differences Remain on Sanctions Deal(抜粋)

Gold Holds Near Four-Month High as Fund Buying, ETFs Buoy Demand(抜粋)

(市場関係者のコメントなどを追加、相場を更新します)

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