(ブルームバーグ): ビットコインやイーサ、他の暗号資産(仮想通貨)にとって、先週は明らかに散々な週だった。次に相場がどう動くか予測しようとするのは無謀だろうが、ビットコインが一つ前のピークを付けた2017年末の動きと、今回の動きには二つの類似点が存在する。

  ビットコインは今年4月14日に6万5000ドルを若干下回る過去最高値を更新。米最大の暗号資産交換業者コインベース・グローバルがナスダック市場に直接上場したのが、まさにこの日だった。

  その前にピークを付けた17年12月17日は、米CBOEグローバル・マーケッツに続き、CMEグループがビットコイン先物の取引を開始した日と重なる。それが最初の類似点だ。

  二つ目は、ビットコインがピークに達し、その後にビットコイン以外の暗号資産を指すアルトコインが高値を記録するというパターンだ。17年12月のビットコインに続き、アルトコインは翌年1月にピークを付けた。今回は先月のビットコインから数日遅れでイーサも高値を更新した。

  さらに伝統的な金融の世界の人々が暗号資産の誘惑の言葉に引き寄せられる、いわゆる受容のサイクルが存在するため、ビットコインのピークの前後に先物取引開始や上場といった機関投資家にとっての大きな節目が重なっても、それほど意外ではないだろう。

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