(ブルームバーグ): オーストラリアの政府系ファンド(SWF)は、投資チームの人員をほぼ倍に増やす計画だ。低金利の長期化でリターンの確保が一段と難しくなると警告した。

   フューチャー・ファンドのラファエル・アーント最高経営責任者(CEO)は26日の議会証言で、ヘッジファンドやプライベートエクイティー(PE、未公開株)など高度な技能を要する投資戦略に資金を投じるため、今後1年で約70人の採用を目指すと語った。投資チームの人員は今の約80人からほぼ倍増する。

  アーント氏は、インフレを4−5%上回る長期リターンの目標を達成するスキルを持つ運用担当者を獲得するため、チームの増強が必要だと述べ、「投資環境が一段と厳しくなっている」と訴えた。

  アーント氏によれば、3カ年計画の一環として来年度(2021年7月−22年6月)を通じて、全体の人員も約200人から約350人に増やす方針。サポートおよびテクノロジー職の正社員への移行も含まれるという。同氏は「世界は根本的に変化しつつあり、市場もそれに伴って変化している」と主張し、増員の必要性を強調した。

©2021 Bloomberg L.P.