(ブルームバーグ): 9日の米株式市場で、新たな銘柄群が個人投資家の買いを集め、「ミーム銘柄」を巡る熱狂に加わった。

  ディスカウント小売りサイトのウィッシュ・ドット・コムを運営するコンテキストロジックや医療保険のクローバー・ヘルス・インベストメンツはこの日、大幅続伸後に急反落したが、代わって民営刑務所の運営会社ジオ・グループや天然ガス・スタンド運営のクリーン・エナジー・フューエルズが急伸。それぞれ終値は38%高、32%高となった。

  欧州でもエア・ベルリンが前日の54%高に続き137%上昇した。

  一方、ノースコーストとスティーフルが共に投資判断を引き下げたファストフードチェーンのウェンディーズは前日の26%高から反落し13%安となった。

  オンライン掲示板レディットなどで話題になった後に急伸する「ミーム銘柄」の熱狂は今週に入って再燃していた。

AMC株が急騰、株価は一時127%高−「ミーム銘柄」の熱狂再燃

  ミラー・タバクのチーフ市場ストラテジスト、マット・メイリー氏は、「ミーム銘柄の熱狂は流動性の現象だ」と指摘。「レディットに群がるトレーダーのみが関わる単純な現象では断じてない。アルゴリズムを駆使する多くのモメンタム戦略のヘッジファンドの多額の資金が変動をもたらしている」と説明した。  

  米証券取引委員会(SEC)のゲンスラー委員長は9日、いわゆる「最良執行義務」など株式取引に関連した課題を精査するようSECのスタッフに指示したと明らかにした。

SEC委員長、米株取引ルール見直しを指示−最良執行義務など調査へ

(終値やアナリストのコメントを追加して更新します)

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