(ブルームバーグ): ダン・ローブ氏のヘッジファンド運営会社サード・ポイントは、フランスのビベンディに対して大規模なポジションを建てていた。事情に詳しい関係者が明らかにした。サード・ポイントは、ビベンディが傘下企業ユニバーサルミュージックグループ(UMG)の株式10%をアクティビスト(物言う株主)ビル・アックマン氏に売却する計画を精査しているという。

  情報が非公開だとして匿名を条件に述べた同関係者によると、サード・ポイントはビベンディのポジションを数カ月間にわたって保持しているが、これまでのところUMG株の売却計画を支持するかどうか、意見を表明していない。サード・ポイントが保有する株式の正確な規模や、株式取得の根拠についても明らかになっていない。

  サード・ポイントの担当者はコメントを控えた。ビベンディの担当者は株取得についての証拠をまだ見ていないと話した。

  ビベンディはUMGの60%をスピンオフ(分離・独立)する準備を進めており、同計画を巡る株主投票を22日に実施する。今月に入り、アックマン氏は自らの特別買収目的会社(SPAC)であるパーシング・スクエア・トンチン・ホールディングス(PSTH)が、スピンオフを前にUMG株を約40億ドル(約4400億円)相当取得する取引で合意に近づきつつあると明らかにしていた。

アックマン氏のSPAC、UMG株10%取得で仏ビベンディと交渉中

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