(ブルームバーグ): 暗号資産(仮想通貨)ビットコインの価格は5月の35%下落の後も依然としてバブルと見なされていることが、米銀バンク・オブ・アメリカ(BofA)が実施した6月のファンドマネジャー調査で分かった。

  調査では回答者の81%がビットコイン相場はバブルと回答。5月調査の75%を上回った。合計運用資産6450億ドル(約71兆円)の運用者207人の見解を反映した調査結果は、「ビットコインのロング」が、商品に次いで2番目に活発な取引だとの見方も示した。

最も集中していそうな取引は「ビットコインのロング」−BofA調査

  プロの運用者らが、極度に高いボラティリティーと規制を巡る不確実性から仮想通貨の資産クラスとしての存続可能性を疑問視していることが示唆されている。

  今月4−10日に実施された調査ではまた、成長は持続しインフレは一時的、米連邦準備制度のテーパリング(資産購入の段階的縮小)は平和的に行われるとの予想も示された。それでも、インフレとテーパータントラムが並んでリスク要因のトップに挙がった。

インフレ「一時的」の根拠は雇用−賃金・物価スパイラル起こり得ず

  回答者の63%が、米当局は8月か9月にテーパリングを示唆すると予想。インフレが一時的と見なす回答は72%、少なくとも2024年まではリセッション(景気後退)がないとの予想は68%だった。また、10年物米国債利回りが2%を超えると株式に悪影響が出るとの見方が大勢を占めた。

  債券への配分はマイナス69%と3年ぶりの低さ。株式は年初来の高水準となる61%に増えた。

  回答者の57%が、株式相場の調整が今後6カ月内に起こるとしても下落率は10%未満となる可能性が高いと予想。また、運用者らはバリュー株とテクノロジー株の組み合わせが今後4年の最有望投資先とみている。

  マイケル・ハートネット氏率いるストラテジストらによると、最大の「オーバーウエート」は銀行株の30%で、素材株(23%)や工業株など循環銘柄もオーバーウエートになっている。テクノロジー株へのエクスポージャーは22%と、前月の11%から倍増した。一方で、公益株のアンダーウエートは2017年2月以来最大。

(1−3段落にビットコインについて追加し更新します)

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