(ブルームバーグ): 18日のロンドン外国為替市場ではポンドが下落し、ドルに対して4月16日以来、約2カ月ぶりの安値を付けた。新型コロナウイルス感染者数が急増し、英国の景気回復に対する信頼が損なわれた。

  ポンドは全般的なドル高にも押され、一時0.9%安の1ポンド=1.3795ドル。17日に英国で発表された新規感染者数は1万1000人余りに上った。オプション市場のポジショニングを示す指標とされるリスクリバーサルによると、ポンドに対する向こう1カ月のセンチメントは4月以来最も弱気に傾いた。

  ラボバンクの外為戦略責任者、ジェーン・フォーリー氏は「ワクチン接種先行を理由にした英国への楽観の一部は剥がれ落ちつつある」と指摘。「感染者数の増加が良い知らせでないことは明らかだ。何よりも、英国が欧州連合(EU)の安全な渡航先のリストから除外されることを意味する」と述べた。

  ロンドン北西部の選挙区で行われた議会補欠選挙で、ジョンソン首相の保守党が野党・自由民主党に敗れたこともポンドの地合いを圧迫している。

(相場を更新します)

©2021 Bloomberg L.P.