(ブルームバーグ): 米国のソン・キム北朝鮮担当特使は21日、「前提条件なしでどこでもいつでも」会う用意があるという米国側の働き掛けに北朝鮮が前向きに応じることを引き続き期待していると述べた。

  キム特使はソウルで開かれた日米韓3カ国の高官協議で、米国は国連安保理による北朝鮮決議の実施を続けると発言。同特使はまた、北朝鮮が国際社会にもたらす脅威に対処するために国連の全加盟国、特に安保理の理事国に同様の対応を促した。

  同特使は21日の協議後、バイデン政権が北朝鮮との外交交渉の可能性を含めた「調整された現実的アプローチ」を呼び掛けたことを明らかにした。

  北朝鮮の金正恩朝鮮労働党総書記は17日、同国が「対話と対決の両方」の用意があると述べ、バイデン大統領就任後で初のハイレベル協議の可能性を示唆していた。

  北朝鮮は米韓による北朝鮮政策のワーキンググループを南北関係を損なうものだと批判していたが、韓国外務省は22日、米韓が同グループの終了を検討することで合意したことを明らかにした。

  国営朝鮮中央通信(KCNA)の報道によると、金総書記の妹、金与正党副部長は米国が「誤った期待」を持っていると述べ、朝鮮労働党中央委員会総会での総書記発言の米国側の解釈は期待外れになるだろうとの見解を示した。

  与正氏はサリバン米大統領補佐官(国家安全保障問題担当)が北朝鮮の対米姿勢について「興味深いシグナル」だと述べたことに言及し、米国が自国の安楽を求めて状況を解釈しているのかもしれないと指摘した。

Biden’s Nuclear Envoy Ready for Talks ‘Anytime’ With North Korea

N. Korea’s Kim Yo Jong Says U.S. Has Wrong Expectation: KCNA(抜粋)

(金与正氏の発言などを追加して更新します)

©2021 Bloomberg L.P.