(ブルームバーグ):

インドでは過去24時間に862万回の新型コロナウイルスワクチン接種が行われた。同国での1日の当たり接種回数としては過去最多。また、新規感染者数が5万人を下回ったのは3月24日以来だった。ただ、完全なワクチン接種を終えた人は人口の5%に満たず、一部の専門家はロックダウン解除に伴う第3波を既に警告している。

  ベトナムの首都ハノイでは22日から美容室や屋内飲食サービスの再開が認められた。市当局がウェブサイトで明らかにした。保健省のデータによれば、ハノイでは20日以降、新たなコロナ感染患者が報告されていない。事業者は入店客を収容力の50%以下、20人以内とする社会的距離の措置が義務付けられ、営業時間は午後9時までに制限される。

  フィリピンのドゥテルテ大統領は21日遅く、ワクチン接種を拒否する人は刑事施設に収容すると警告した。実施すれば、ワクチン接種促進のための措置としては最も厳しいものになる。

  大統領は「あなたがワクチン接種を受けておらず、潜在的なウイルスキャリアであるならば、人々を守るため刑事施設に収容しなければならない」と発言。各村の指導者らはワクチン接種を拒否している人のリストを作成すべきだと述べた。

  米国内のワクチン接種が遅れている地域でデルタ株の感染が広がっていることが、ゲノム関連企業ヘリックスの分析で明らかになった。

  米国内の700余りの郡で実施されたコロナ検査から約2万点のサンプルを分析したもので、デルタ株の感染は、ワクチン接種率が低い郡で高い郡よりもはるかに急速なペースで広がっていることが示された。

デルタ変異株、ワクチン接種遅れる米地域で拡大に勢いとの分析結果

  米国でコロナワクチンの完全な接種を終えた人は21日に1億5000万人に達した。ホワイトハウスでコロナ関連データを統括するサイラス・シャーパー氏がツイッター投稿で明らかにしたもので、人口の45%余りに相当する。

  ただ、ワクチン接種があまり進んでいない南部を中心とする幾つかの州では感染が再び加速している。コロナで新たに入院した人の人口10万人当たりの割合の7日平均はこの2週間にミズーリ、アーカンソー、ユタの各州で30%余り増加した。米厚生省のデータが示した。ミシシッピ州では入院率がこの期間に5%上昇した。

コロナ感染リバウンド、ワクチン接種遅れる米南部の州で顕著

  カナダ政府は21日、ワクチン接種を完全に終えた人を対象に渡航規制を緩和すると発表した。同国民・居住者の場合、入国後の3日間のホテル滞在、14日間の隔離が免除される。7月5日から実施する。ただ、ブレア公安・非常時対応準備相は20日、カナダ住民の75%が完全な接種を終えるまでは米国との国境を全面的に再開する可能性は低いとの見方を示した。

  ジョンソン英首相はイングランドの制限措置を予定通り7月19日に解除できる方向にあると述べた。ただ、海外渡航については煩わしさや遅れが年内は続くだろうとの見通しも示した。英国でも変異株「デルタ」の感染が拡大している。

  英政府は、コロナワクチンの2回の接種を完了した英国民が8月から隔離なしで旅行できる範囲を広げる措置を24日に発表する見通しだ。匿名の政府内部の関係者からの情報を引用し、英紙タイムズが報じた。

英が海外旅行制限8月から緩和、2回接種で隔離不要を拡大−タイムズ

  米ジョンズ・ホプキンズ大学とブルームバーグの集計データによると、世界の新型コロナ感染者数は1億7870万人、死者数は387万人をそれぞれ超えた。ブルームバーグのワクチントラッカーによれば、世界のワクチン接種は計26億6000万回を上回った。

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