(ブルームバーグ):

2日の米株式相場は下落。米供給管理協会(ISM)製造業総合景況指数が予想外に低下したことから、米国債利回りが一段と下げた。

  10年債利回りがこの日1.15%近辺まで低下したことの影響を見極める展開の中、S&P500種株価指数とダウ工業株30種平均は続落。ナスダック100とナスダック総合の両指数は上げをほぼ全て失った。

  S&P500種は前週末比0.2%安の4387.16。ダウ平均は97.31ドル(0.3%)安の34838.16ドル。一方、ナスダック総合指数は0.1%上昇。米国債市場ではニューヨーク時間午後4時59分現在、10年債利回りが5ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の1.18%。

  米ミネアポリス連銀のカシュカリ総裁は、新型コロナウイルスのデルタ変異株の感染拡大で労働者の就労意欲が抑制され、ひいては景気回復を損なう恐れがあると指摘した。

  ブリークリー・ファイナンシャル・グループの最高投資責任者(CIO)、ピーター・ブックバー氏は、「投資家は長期金利の大幅低下とイールドカーブのフラット化を目にし、経済成長を心配し始めたのだろう」と指摘した。

  外国為替市場ではドルが下落。成長懸念を背景とした米国債利回りの低下が背景にある。一方で円は主要10通貨の中で最も好調となった。

  主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は0.1%低下。ドルは対円で0.4%安の1ドル=109円31銭。100日移動平均の109円60銭を下回った。ユーロは対ドルで横ばいの1ユーロ=1.1870ドル。

  ニューヨーク原油先物相場は反落。デルタ変異株感染拡大が需要を脅かすとの懸念や、中国の経済活動減速を示唆する経済指標が響き、2週間ぶりの大幅下落となった。

  ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物9月限は前週末比2.69ドル(3.6%)安の1バレル=71.26ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント10月限は2.52ドル安の72.89ドル。

  ニューヨーク金先物相場は小反発。トレーダーは金融政策の行方についての手掛かりを求め、6日発表予定の米雇用統計を待っている。

  金スポット相場はニューヨーク時間午後1時46分時点で前週末比0.1%高の1オンス=1816.13ドル。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月限は0.3%高の1822.20ドルで終了。

Dollar, U.S. Yields Fall; Yen Tops Peers Amid Virus: Inside G-10(抜粋)

Crude Declines as the Delta Variant Threatens Global Oil Demand(抜粋)

Gold Wavers With Traders Awaiting U.S. Jobs Data for Rates Clues(抜粋)

(市場関係者のコメントなどを追加、相場を更新します)

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