(ブルームバーグ): 東京株式市場はTOPIXが反発。米S&P500種株価指数の最高値更新を好感した買いが入った。アップルなど米大型ハイテク株が高かったため日本でも成長株が巻き戻す動きとなり、サービスや情報・通信株などが見直された。半面、新型コロナウイルスの感染拡大への懸念は根強く、陸運や空運株などは安かった。

市場関係者の見方

りそなアセットマネジメントの下出衛チーフストラテジスト

米長期金利が1.3%台にとどまり米国株もダウ平均とナスダック指数が交互に上がり、はっきりした動きになっていない。お盆休み期間の日本では手掛かり材料が乏しく、株式相場は方向性が出にくい新型コロナ感染者は増えているが、重症化率が抑えられて経済活動が完全に止まっていないため、企業収益面でもマイナスの影響は少ないと思う。ただ、投資家心理にはマイナスに働き、銘柄によっては悪影響が出る

みずほ証券の倉持靖彦マーケットストラテジスト

この1週間は米インフラ投資法案が成立する期待からバリュー(割安)銘柄が強かったが、きょうは反動からヘルスケアや情報・通信などがしっかりインフレ圧力は残るが、足元がピーク。経済再開などで上昇したレンタカー、中古車、宿泊費などの物価は落ち着いてきている。新規失業保険申請件数も継続受給者数が低下し雇用は着実に改善している新型コロナウイルス感染は拡大しているが各国の死亡率は低い。新規感染者数は英国がピークアウトし、米国も足元がピークとの見方がある。経済活動が再開するシナリオが株価を支える

東証33業種

背景

米生産者物価指数、7月は予想上回る伸び−インフレ圧力が継続米新規失業保険申請、3週連続で減少−労働市場の漸進的改善示す【米国市況】S&P500また最高値、取引レンジは小幅−ドル上昇ドル・円相場は1ドル=110円台半ばで推移、前日の日本株終値時点は110円39銭日経平均オプション8月限SQ値、2万8093円15銭ー当社試算

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