(ブルームバーグ): 中国の不動産開発大手、中国恒大集団の主要株主が8750万香港ドル(約12億3000万円)相当の同社株式を追加売却した。中国恒大の問題を巡る投資家の懸念を浮き彫りにした。

  この株主は香港の富豪、劉鑾雄(ジョゼフ・ラウ)氏の妻である陳凱韻氏。香港証券取引所への届け出によると、陳氏は10日に1株当たり平均3.58香港ドルで2440万株を売却した。今回の売却で同氏の保有株比率は8.15%から7.96%に低下した。

  陳氏が中国恒大の株式を売却したのは過去1カ月で少なくとも2回目。夫の劉氏は同社創業者の許家印氏と長年の付き合いがある。香港の不動産会社、華人置業集団の最高経営責任者(CEO)でもある陳氏は9月初め、夫と共に株主として今後も中国恒大の発展を支え続けると表明していた。

 

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