(ブルームバーグ): 債券相場は先物が上昇。中国恒大集団の経営危機が嫌気されて前日の米国市場で長期金利が低下し、内外株価が大幅安となったことを受けて、買いが優勢だった。この日に行われた流動性供給入札は無難な結果だった。

市場関係者の見方

三菱UFJモルガン・スタンレー証券の稲留克俊シニア債券ストラテジスト

前日の米長期金利の低下と内外株価の大幅下落が支援材料になったが、米連邦公開市場委員会(FOMC)を控えていることに加え、中国の不動産大手の経営問題を巡る情勢待ちで様子見姿勢が強かった20年債は値ごろ感から買いが入った流動性供給入札は無難な結果だった

流動性供給入札

対象は残存期間1年超5年以下応札倍率は4.06倍と同じ年限の前回入札の4.83倍を下回る三菱モルガンの稲留氏応札倍率が前回、前々回から低下したが、4倍は超えておりまずまずの結果だった備考:流動性供給の過去の入札結果(表)

背景

20日の米10年物国債利回りは前週末比5bp低い1.31%で終了。この日の時間外取引で一時1.33%近辺に上昇20日のS&P500種は1.7%安の4357.73、この日の日経平均株価は2.2%安の2万9839円71銭中国恒大株の下落続く、社債軟調−S&Pはデフォルト寸前と指摘

新発国債利回り(午後3時時点)

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