(ブルームバーグ): 9月の米ミシガン大学消費者マインド指数(速報値)は前月から小幅に持ち直したものの、約10年ぶり低水準の近辺にとどまった。高価格が響き、消費者の購買意欲は1980年代以来の水準に後退した。

  家庭用の大型耐久財や住宅、自動車に対する購買意欲はいずれも数十年ぶりの低さとなった。これは価格が高いとの不満が原因だという。1年先のインフレ期待は4.7%と、2008年以来の高率となった。

  新型コロナウイルスのデルタ変異株が理由で消費者マインドは冷えており、エコノミストの一部は経済活動減速を踏まえて7−9月(第3四半期)成長率予想を下方修正した。ここ数カ月では物価上昇懸念もマインド悪化につながっている。

  ミシガン大消費者調査ディレクター、リチャード・カーティン氏は「高齢者層や低所得層、低学歴層は引き続き生活水準の低下に言及したが、ここ数カ月では比較的若い層や高所得層、高学歴層の間でも物価上昇に対する不満が広がっている」とリポートで説明した。

  消費者の短期的な景況感と家計見通しはやや楽観的だったが、長期の景況感は10年ぶりの低さとなった。

調査は8月25日から9月12日に実施統計表

(統計の詳細を追加します)

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