(ブルームバーグ): フランスのマクロン大統領は、同国との約660億ドル(約7兆2600億円)相当の潜水艦契約をオーストラリアが破棄して米英と新たな安全保障の枠組みで合意したことを巡り、怒りが収まらない。同大統領は「説明」を求めており、バイデン米大統領と数日以内に電話会談する。

フランス、駐米・駐豪大使を召還−オーストラリアの潜水艦契約破棄で

  仏政府のアッタル報道官はBFMテレビで会談はバイデン氏が要請したと説明。「今回の危機で問われているのは(アジア太平洋地域の)戦略で、商業上の検討事項より重要だ。これをわれわれは話し合う」と述べた。

  マクロン氏の表向きの反応の一部は、国内向けだ。大統領選は約7カ月後に予定され、主要ライバルで極右政党「国民連合(RN)」党首のマリーヌ・ルペン氏は追い上げ、伯仲しつつあるとする一部世論調査もある。マクロン氏は有権者に自身が屈強な人物であるという印象を残したいとみられる。

 

 

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