(ブルームバーグ): 中国恒大集団の信用不安に端を発した20日の世界的な株安で、世界の富豪上位500人の資産が計1350億ドル(約14兆7900億円)縮小した。

  ブルームバーグ・ビリオネア指数によれば、米テスラを率いるイーロン・マスク氏の資産は1980億ドルに減少。72億ドルと最も大きな目減りとなった。

  アマゾン・ドット・コム創業者のジェフ・ベゾス氏は、56億ドル減り1942億ドル。

  不動産開発会社として中国最大の負債を抱える恒大の資金不足と国内不動産セクターに対する中国の規制強化が金融リスクの波及を招くとの懸念が広がったほか、イエレン米財務長官が連邦債務の上限引き上げを米議会が認めなければ、経済が大混乱に陥ると警告したことに市場が反応した。

  20日の米S&P500種株価指数は前週末比1.7%安と、5月以来の大きな下げを記録した。

中国恒大巡る不安で米国株はほぼ全面安、関係性薄い企業にも売り波及

  恒大の創業者でもある許家印会長の資産急減は続いている。2017年のピーク時に420億ドルあった資産は現在73億ドル。同社の株価は10年ぶりの安値を付けた。

 

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