(ブルームバーグ): 23日の香港株式市場で、中国の不動産銘柄が値上がりしている。深刻な資金難に陥っている中国恒大集団の債務返済で進展があるとの期待から同社の株価が急騰した。

  ハンセン不動産株指数は一時5.2%上昇。中国恒大株が32%高となる場面もあった。

  中国人民銀行(中央銀行)は23日、7日物と14日物のリバースレポを通じて1100億元(約1兆8700億円)の短期流動性を金融システムに供給。公開市場操作(オペ)を通じた資金供給としては1月後半以来最大。人民銀は大規模な資金供給を続けており、中国恒大を巡る市場の動揺を当局が和らげようとしているとみられる。

中国人民銀、短期資金の供給を2兆円に拡大−恒大で市場動揺後 

 

  中国国務院は22日、李克強首相が主宰した常務会議後に発表した声明で、国内経済が新型コロナウイルスの流行や高水準の商品価格といった逆風の高まりに見舞われる中で、経済政策の微調整が必要だとあらためて表明した。声明は「市場の合理的期待を安定」させるため、財政・金融・雇用政策のより良い協調に向けた取り組みが求められると指摘した。

 

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