(ブルームバーグ): 米アップルは24日に新型スマートフォン「iPhone(アイフォーン)13」を発売する。13はアイフォーンとしては初めて第5世代(5G)移動通信ネットワークに対応した昨年のモデル「12」に比べて控えめなアップデートであるため、新しいカメラ技術や携帯電話事業者による積極的な割引が消費者に購入を促すかどうかが試される。

  アップルは今月17日に予約注文の受付を開始しており、新製品の13と「13ミニ」、「13プロ」、「13プロマックス」の4モデルは今、店頭や消費者の手元に届きつつある。今年のモデルの最大の変化は、画面上部の切り欠き部分を小さくした点や「シネマティックモード」などカメラ機能の向上、バッテリー駆動時間が最長数時間延びた点だ。搭載チップも幾分高速化した。

  ただ13では劇的なデザイン変更はないため、来年まで購入を先送りする消費者がいるかもしれない。しかし、5Gへの幅広い移行などがアップルに追い風であり、米携帯電話事業者も値引きや販売促進策で熾烈(しれつ)な競争を繰り広げている。

アップル「iPhone13」を無料で提供−米携帯事業者が顧客獲得競争開始

  こうした値引き策が奏功している可能性を示す兆候は既にある。アップルの一部小売店ではまだ新機種の在庫が存在し、24日に購入できる可能性はあるものの、同社のオンラインストアでは既に13シリーズの全てのモデルで10月の受注残が生じている。

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