(ブルームバーグ): 9月の米小売売上高は市場の予想外に増加した。幅広い改善を反映し、生産面での制約で供給が限られた中でも財への需要が引き続き堅調だったことを示唆した。

  8、9両月は新型コロナウイルスの感染拡大で、旅行や娯楽といったサービスへの需要が抑制され、支出先が財にシフトする動きにつながった。財への支出増加は、需要加速に追いついていない世界的なサプライチェーンに一段の圧力をかける可能性が高い。

  BMOキャピタル・マーケッツのシニアエコノミスト、サル・グアティエリ氏は「堅調な小売売上高は個人消費の底堅さと価格上昇の両方を反映している」とリポートで指摘。「現時点での主な懸念事項は、サプライチェーンの問題と半導体不足が広がりつつあることで、これにより選択肢が限られ、財の需要が抑制されている」と続けた。

  この統計で唯一のサービス分野である飲食店の売上高は0.3%増。前月は0.2%増。

  自動車・同部品ディーラーでは0.5%増。前月は3.3%減だった。

幅広く改善

  9月は小売売上高の13カテゴリーのうち11が増加。スポーツ・趣味用品店の売上高は3.7%増。総合小売店では2%増えた。

  国内総生産(GDP)の算出に使用される飲食店と自動車ディーラー、建材店、ガソリンスタンドを除いたコア売上高は0.8%増加した。

  統計の詳細は表をご覧ください。

(統計の詳細を追加し、更新します)

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