(ブルームバーグ): 米食品医薬品局(FDA)の諮問委員会は15日、米ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)製新型コロナウイルスワクチンについて、ブースター(追加免疫)接種推奨を全会一致で支持した。1回目から最低2カ月が経過した18歳以上を対象に行うものとしている。

  J&J製ワクチンを投与された人の抗体を高める最善策はメッセンジャーRNA(mRNA)ワクチンをブースターとして使うことだと、米政府の支援による交差接種試験の結果が示唆した。J&J製接種の約3カ月後にモデルナのワクチンをブースターとして使用した際、15日間で中和抗体が76倍に増えたという。

  FDAは心筋炎のリスクを評価するため、モデルナ製ワクチンの若年層への使用に関する判断を先送りしたと、ダウ・ジョーンズ通信が関係者の話として報じた。

  米国はワクチン接種を済ませた国外からの旅行者を対象に、11月8日に渡航制限を解除する。ホワイトハウスの当局者が明らかにした。渡航制限に関する方針変更としてはコロナ禍の初期以来で最も大きなもの。

米国、ワクチン接種済み外国人旅行者の渡航制限を11月8日に解除

  昨年には全米16の州で平均余命が2年余り縮んだことが、カリフォルニア大学ロサンゼルス校教授の死亡統計分析で明らかになった。

  イタリアは15日付で、全労働者にワクチン接種証明の提示を義務付けた。労働者は職場に入る際に「グリーンパス」と呼ばれるデジタル証明を提示する必要があり、従わない場合は罰金を科される。

  英国イングランド中部のコロナ検査機関のミスで約4万3000人が偽陰性判定を受けた可能性があると、政府が15日明らかにした。

  米ワシントン州政府は大型イベントへの参加者に、ワクチン接種済みまたはコロナ検査陰性の証明を提示することを義務付ける。1000人を超える屋内イベントと1万人超の屋外イベントが対象だが、宗教関連サービスやショッピングセンター、学校でのイベントは対象外。

  1人当たりの感染者数が米国で最も多いアラスカ州では、アンカレジ市議会がマスク着用の義務化を承認した。

  米ジョンズ・ホプキンズ大学とブルームバーグの集計データによると、世界の新型コロナ感染者数は2億3980万人、死者数は488万人を超えた。ブルームバーグのワクチントラッカーによれば、世界のワクチン接種は計66億3000万回を上回った。

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