(ブルームバーグ):

イングランド銀行(英中央銀行)のベイリー総裁は17日、エネルギー価格高騰は物価圧力が長期化することを意味するとして、インフレ圧力を抑制するため中銀が「行動する必要」が生じると述べた。利上げの論拠を固める動きに出た格好だ。

  ベイリー総裁はオンラインでの会合で、中銀には供給混乱の問題に対応する手段はなく、最近のインフレ加速は一時的だと依然考えているとした上で、金融当局者は上昇するインフレ期待が定着するのを防ぐことを目指す必要があると語った。

  同総裁はエネルギー価格の上昇がインフレを「長期化させ、年間の数字に長期的に影響する結果になるのは当然だろう」とし、「それが中銀にとってインフレ期待定着への懸念を高めている。だからこそわれわれ英中銀は、行動する必要があると示唆してきたし、これも新たなシグナルだ。だがもちろん、金融政策委員会(MPC)での行動になる」と付け加えた。

  今回の発言を含め、ベイリー氏ら英中銀の一部当局者はこのところ、インフレ抑制に向けた利上げへの地ならしを行っている。同中銀ではインフレが今年は4%を超え、目標の2倍余りになると予想している。

  トレーダーの間では英中銀が今年の終盤に利上げに着手し、現行0.1%の政策金利を2022年末までに1%に引き上げるとの見方が浮上している。MPCは年内にあと2回予定されている。

(総裁発言や市場の利上げ観測を追加して更新します)

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