(ブルームバーグ):

グレースケール・インベストメンツとニューヨーク証券取引所は19日、グレースケールが運用する世界最大のビットコインファンドを上場投資信託(ETF)に転換する申請を行った。投資家に人気がある同ファンドは今、激しい競争に見舞われている。

  両者は運用資産400億ドル(約4兆5700億円)の投資信託「グレースケール・ビットコイン・トラスト(銘柄コード:GBTC)」をETFに転換するよう申請した。この日は、資産運用会社プロシェアーズによる「プロシェアーズ・ビットコイン・ストラテジーETF(BITO)」の取引開始日。BITOは、米国初の暗号資産(仮想通貨)ビットコイン先物に連動するETFとなった。

  米証券取引委員会(SEC)はデリバティブ(金融派生商品)ベースでビットコインに投資する金融商品は認めているが、グレースケールが用いているようなビットコインを直接保有するストラクチャーの商品は現時点で認めていない。今回のETFへの転換申請を受け、SECは申請を拒否するか先送りするかの判断を迫られることになる。

  グレースケールによると、GBTCは現在、世界のビットコイン供給分の約3.4%を保有している。

©2021 Bloomberg L.P.