(ブルームバーグ):

ジョンソン英首相は、新型コロナウイルスの感染拡大と国家医療制度(NHS)への負荷で今年は厳しい冬になると警戒している。政府は新型コロナ関連のデータ内容が悪化していることを認めた。

  首相のブレイン報道官は19日、記者団に対し「入院患者数の増加と死亡率の上昇が示され始めている」と指摘、「感染率の上昇を引き続き注視していく」と述べた。

  ブルームバーグの調査データによれば、英国では過去6週間、週間ベースの死亡者数は毎週800人を超えている。これは主要な西欧諸国よりも高い水準だ。新型コロナ関連の累計死者数は14万人に近づいている。

  首相官邸が発表した閣議の声明によれば、今後の厳しい状況が危惧されているにもかかわらず、ジョンソン首相は現在の対応策によって新型コロナは引き続き抑制されているとの見方を示した。首相は以前、NHSへの負荷が過剰になった場合はマスク着用義務や在宅勤務の勧告といった対応策を復活させることを検討すると述べていた。

  英国の新規感染者数はここ最近急増しており、17日は7月半ば以来の大幅な増加を記録した。

 

(抜粋)

  

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