(ブルームバーグ): 英国は政府債としてはこれまでで世界最長期間のグリーンボンドを起債した。年金基金などの資金を呼び込み、イールドカープの形成を開始した。

  英政府のグリーンボンド起債は2回目で、償還期限は2053年7月。60億ポンド(約9400億円)の発行予定額に対して740億ポンドを上回る注文を集めた。ブルームバーグのデータによると、12倍余りの倍率は政府発行のグリーンボンドとして過去最高となった。ただ、注文金額は英政府が先月起債した初回のグリーンボンドを下回った。

  英債務管理局責任者のロバート・スティーマン氏は、この2本目のグリーンボンドは年金基金や保険会社など従来の英国債投資家層から資金を呼び込むだろうと述べていた。資産運用会社は顧客と規制当局の両方から、環境問題への意識から保有資産を見直し、気候変動による長期的なリスクを検証するよう圧力を受けている。

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