(ブルームバーグ): 米通信大手AT&Tの7−9月(第3四半期)決算は、利益と無線通信の契約者数の伸びが市場予想を上回った。携帯電話の無料提供といった販促のほか、光ファイバーと第5世代(5G)通信網の拡大のコストを巡る懸念を和らげる格好となった。

  21日の発表資料によれば、第3四半期の利益は一部項目を除いたベースで1株当たり87セント。アナリスト予想(同80セント)を上回った。売上高は399億ドル(約4兆5500億円)に減少し、アナリスト予想(404億8000万ドル)を下回った。衛星テレビ会社ディレクTVのスピンオフが影響した。

AT&T、不振のディレクTVをスピンオフへ−TPGと新合弁会社

  無線通信の契約者数は120万人の純増。アナリスト予想は70万5461人の純増だった。増加全体のうち92万8000人が新規の電話契約者だった。

  米国でのケーブルテレビHBOおよび動画配信HBOマックスの契約者数は180万人減少。アマゾン・ドット・コムとの配信契約打ち切りが影響した。米国でのHBOおよびHBOマックスの契約者数は4520万人。世界全体では6940万人に増加した。アナリスト調査では、米国の契約者数は4830万人と見込まれていた。

  AT&TはHBOとHBOマックスの合計契約者数について、会社予想レンジの上限に達するとの見通しを示した。同社は前四半期に予想レンジを上方修正し、年末までに7000万−7300万人に増えるとしていた。

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