(ブルームバーグ): 全米不動産業者協会(NAR)が発表した9月の中古住宅販売件数は、ここ1年で最大の伸びとなった。住宅価格の上昇ペースがやや鈍化したほか、住宅ローン金利が8月に低下したことが、需要に追い風となった。

  NARのチーフエコノミスト、ローレンス・ユン氏は発表文で、「ここ数カ月に供給面で幾分か改善が見られ、9月の販売増加につながった」とし、「住宅ローン金利は来年一段と上昇する見通しで、買い手はその前に住宅を確保しようと考えるだろう。よって住宅需要は力強い状態が続く」と記した。

  中古住宅在庫は127万戸と、前年比で13%減。販売に対する在庫比率は2.4カ月。パンデミック前の平均は約4カ月だった。不動産業界では、同比率が5カ月を下回ると供給タイトと考えられている。

  購入者全体に占める初回購入者の比率は28%に低下した。

  一戸建ての販売は7.7%増の559万戸。コンドミニアムなど集合住宅の販売は1.4%増えて70万戸。

  販売は全米4地域全てで増加。最も伸びたのは南部で8.6%増。このほか西部で6.5%、中西部で5.1%それぞれ増えた。

  統計の詳細は表をご覧ください。

(統計の詳細を追加し、更新します)

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