(ブルームバーグ): バイデン米大統領は21日、米国には台湾を守るコミットメントがあり、台湾が中国から攻撃を受けた場合には米国は防衛に向かうと表明した。

  バイデン大統領はCNNがメリーランド州ボルティモアで開いたタウンホール集会で、「中国は米国が世界最強の軍を有することを知っている」と述べ、懸念するのは中国が深刻な間違いを犯しかねない活動に従事していることだと付け加えた。

  中国が台湾を攻撃しようとした場合、台湾防衛に向かうのかと強く問われた大統領は、「イエスだ。われわれにはそうするコミットメントがある」と明言した。

  ホワイトハウスの報道官は大統領の発言について、米国の台湾政策変更を打ち出したものではないと説明し、米国は「台湾関係法」に基づき台湾へのコミットメントを続け、台湾の自衛を支援し、現状維持の一方的な変更に反対すると述べた。

  オースティン米国防長官は22日、北大西洋条約機構(NATO)国防相会議の後で記者団に対し、「台湾海峡の有事を望む者など誰もいない。もちろんバイデン大統領もだ。そのような理由はない」と言明した。

  中国外務省の汪文斌報道官は北京で22日開いた定例記者会見で、米国は「一つの中国」という原則をしっかりと守るべきだと語った。バイデン大統領の台湾を巡る発言に関する質問に答えた。

(第5段落にオースティン米国防長官の発言を入れて更新します)

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