(ブルームバーグ): ユーロ圏の経済活動は10月に大きく減速した。世界的な供給逼迫(ひっぱく)の悪化が記録的なインフレをもたらしている。

  IHSマークイットが22日発表した10月の購買担当者指数(PMI)速報値によれば、フランスでは製造業の生産指数が急低下。新型コロナウイルス対策のロックダウン(都市封鎖)が特に厳しかった昨春以来で最も大幅な落ち込みとなった。ドイツでも経済成長の勢いは著しく後退した。ユーロ圏の総合PMIは4月以来の低水準となったものの、新型コロナのパンデミック(世界的大流行)前の平均値は上回った。

 

 

 

  IHSのエコノミスト、クリス・ウィリアムソン氏は、「パンデミックがまだ続いているということは製造業とサービス業の両方において、サプライチェーンの遅延が引き続き重要な懸念であり、生産を制約し価格を押し上げるということだ」と述べ、「第2、3四半期の経済拡大の後で、国内総生産(GDP)の伸びは第4四半期になってずいぶん低迷しているようだ」と指摘した。

  英国ではPMIが予想外に上昇した。経済全体の生産を示す総合生産指数は56.8と、7月以来の高水準。市場予想は54への低下だった。一方、企業が負担するコストは過去最大の上昇となった。

  10月の伸びをけん引したのは主にサービス業。製造業は素材や人手不足が影響し、生産指数は8カ月ぶりの低水準。受注残の増加ペースは6月以降で最も高かった。

U.K. Growth Seen Picking Up as Firms Report Record Jump in Costs

(抜粋)

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