(ブルームバーグ): 10月の米サービス業活動指数は3カ月ぶりの大幅な伸びを示したが、製造業は減速した。長引く供給および労働力の不足でインフレ圧力が経済全体に広がっている。

  IHSマークイットが発表したサービス業購買担当者指数(PMI)速報値は58.2と、前月の54.9から改善した。一方、製造業のPMIは59.2と、7カ月ぶり低水準となった。同PMIは50以上で活動拡大を示す。

  IHSマークイットのチーフ・ビジネス・エコノミスト、クリス・ウィリアムソン氏は発表文で、「新型コロナウイルス感染者が減少を続けており、10月はサービス業活動が復活し、第4四半期は力強く始まった」と指摘。「製造業は引き続き強い需要を報告しているが、生産は記録的なサプライチェーンの障害や労働力不足などの制限でなお悪影響を受けている」と続けた。

  受注残の総合指数は2009年10月以来の高水準。一方、製造業の出荷期間は07年以降の最長となった。

  原材料不足や輸送ネットワークの混乱から生じる圧力が、インフレをさらに強めている。仕入価格と販売価格の総合指数はいずれも高水準となった。

  サービス業の雇用指数は6月以来の速いペースで上昇した。

 

 

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