(ブルームバーグ):

中国国家衛生健康委員会の当局者は新型コロナウイルスの新規感染者が向こう数日間に増加し、感染地域の拡大が続くとの見方を示した。現在国内で広がっている感染は国外から持ち込まれたデルタ変異株によるものだと指摘。10月17日からの1週間に感染地域は11省に広がり、これらの地域には「緊急モード」の導入が促されたという。

中国の新型コロナ感染、向こう数日で状況悪化の見通し−衛生当局

  中国はまた、内モンゴル自治区エチナの住民に外出禁止を命じた。

  米国では5歳から11歳の児童を対象としたワクチン接種が、11月前半にも始まる見通しが強まった。米国立アレルギー感染症研究所(NIAID)のアンソニー・ファウチ所長は、「すべてが順調にいき規制当局の承認が得られれば、11月第1週か第2週にも始まる可能性がある」とABCに語った。

  最終的な承認を判断する米疾病対策センター(CDC)のワレンスキー所長も、NBCの番組で児童への接種に前向きな見解を示した。

  金融業界は香港に対し、新型コロナの制限措置を緩和するよう圧力を強めている。

  シンガポールの保健省は偽ニュースなどを取り締まる当局に対し、反コロナワクチンサイトの「トゥルース・ウォリアーズ」に是正命令を出すよう指示した。同サイトは抗寄生虫薬「イベルメクチン」が新型コロナ治療薬候補だとも主張している。

  韓国の文在寅大統領は人口の70%がワクチン接種を完了したことから、同国は11月から通常の生活に緩やかに戻り始めると国会で語った。同国は社会的距離ルール緩和の詳細を29日に発表する予定。

  スナク英財務相はBBCに対し、今以上に厳しい行動制限を裏付けるようなデータはないと述べた。感染者が急増しているものの、かつて政府が帰休労働者給与の80%を肩代わりしたような緊急措置は検討されていないと言明。「過去1年に実施したような厳しい経済抑制措置を講じる必要性は想定していない」と述べた。

  ロシアの感染者数と死亡者数は24日も過去最高付近で推移した。プーチン大統領が先週命じた感染抑制策として、全国規模で11月第1週に「働かない日」が設けられる。首都モスクワは10月28日から11月7日にかけて、大半の事業が営業を停止する。

  米ジョンズ・ホプキンズ大学とブルームバーグの集計データによると、世界の新型コロナ感染者数は2億4363万人、死者数は494万人を超えた。ブルームバーグのワクチントラッカーによれば、世界のワクチン接種は計68億6000万回を上回った。

 

 

(香港やシンガポールなどの情報を追加して更新します)

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