(ブルームバーグ): シンガポールでは27日に報告された新型コロナウイルスの新規感染者が5324人と前日の3277人から急増し、1日当たりの過去最多を更新した。比較的短い期間での「異例の急増」を受け、同国の保健省は向こう数日間でこの傾向を注視する方針を示した。

  ニュージーランドは新型コロナワクチン接種完了を条件に、海外からの入国規制を緩和する。11月14日以降、入国者が隔離施設にとどまらなければならない期間は従来の14日間から7日間に短縮される。

  米疾病対策センター(CDC)はコロナワクチンのガイドラインを改定。がん患者や臓器移植を受けた人など免疫が弱まっている人に関しては4回目のワクチン接種が可能だとした。また中程度ないし重度の免疫不全の成人で接種完了後にブースター(追加免疫)接種を受けた人は、追加接種の6カ月後以降にさらなる接種を受けられると説明した。

  ブルームバーグが毎月まとめる世界で最も安全な国・地域の番付「COVIDレジリエンス(耐性)ランキング」の10月分ではアイルランドが首位、続いてスペイン、アラブ首長国連邦(UAE)となった。東南アジア諸国は10月もランキングの下位を占めた。

欧州に冬の試練、共存の戦略が奏功後−コロナ時代の安全な国番付

  台湾当局は新型コロナの感染状況が落ち着いたため、11月2日から制限措置を一段と解除する。公の場での集まる人数制限は撤廃されるが、マスク着用は運動や歌唱を行う時を除き、引き続き義務付けられる。

  オーストラリアは少なくとも6カ月前にワクチン接種を完了している18歳以上の人に11月8日からブースター接種を認める。

  中国では甘粛省と内モンゴル自治区、北京、寧夏回族自治区、黒竜江省、山東省、四川省で国内新規感染症例が計23件報告された。このほか、山東省などで無症状症例が新たに計11件見つかった。

  米バイオテクノロジー会社ノババックスは、新型コロナワクチンの条件付き製造販売承認を英医薬品規制当局に申請したと発表した。タンパク質に由来するコロナワクチンの承認申請は英国で初めて。

  新型コロナ危機のせいで労働者が失う就労時間は数カ月前の予想より「はるかに長くなる」と、国際労働機関(ILO)は指摘した。世界での2021年の就労時間はパンデミック前を4.3%下回る見通し。喪失分はフルタイム雇用1億2500万件に相当するという。

  ドイツのメルケル首相は最近の新規感染者増加とそれが医療機関に与え得る負担を懸念していると、首相報道官が明らかにした。政府の公衆衛生研究機関がまとめたデータによれば、27日確認の新規感染者数は2万3000人余り。

  米製薬大手メルクはコロナ治療で有望視されている経口抗ウイルス薬を巡り、国連が支援する医薬品特許プール(MPP)とライセンス契約を結んだ。承認されれば、同薬品を中・低所得国で入手しやすくなる。

  米ジョンズ・ホプキンズ大学とブルームバーグの集計データによると、世界の新型コロナ感染者数は2億4497万人、死者数は497万人を超えた。ブルームバーグのワクチントラッカーによれば、世界のワクチン接種は計69億4000万回を上回った。

(シンガポールやニュージーランドなどの情報を追加して更新します)

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