(ブルームバーグ): 台湾の蔡英文総統は、中国が台湾に侵攻しようとすれば、米国が台湾の防衛支援に動くと信じていると述べた。

  蔡総統は台湾時間28日に放送されたCNNとのインタビューで、米国を「信頼している」と明言し、その理由として「米国との長期的な関係と米国の人々や議会の支援」を挙げた。その上で「中国からの脅威は日々増している」と指摘した。

  蔡総統は台湾軍を訓練するため米軍が台湾に兵士を派遣していることは認めたが、台湾内にいる米兵は「人々が思っているほど多くはない」と語った。米国防総省の記録は台湾に派遣された米兵数が2018年の10人から今年は32人に増えたことを示しているとCNNは報じた。

  台湾の邱国正国防部長(国防相)は「台湾には短期間の訓練を支援する米軍関係者はいるが、台湾に駐留している軍隊ではない。台湾には米国の部隊は駐留していない。まだ交流の範囲内だ」と立法院(議会)側に説明した。

  中国外務省が北京で28日午後に開いた定例記者会見では、汪文斌報道官が中国は米国の内政干渉に反対すると表明。中国の「領土保全」を守る能力を過小評価すべきではないと述べた。中国は台湾を自国領土の一部と見なしている。

(最終段落に中国外務省の記者会見を追加して更新します)

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