(ブルームバーグ): バイデン米大統領の首席医療顧問で米国立アレルギー感染症研究所(NIAID)のファウチ所長は27日、新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン」が米国に既に流入している可能性はあると述べた。

  ファウチ氏はNBCの番組「ウイークエンド・トゥデイ」で、「そうだとしても驚かない」とコメント。「われわれはまだ検出してはいない」が、このウイルスが「これほどの伝染性」を示す状況では、「ほぼ必ず最終的には全体に広がっていくだろう」との見方を示した。

  また、バイデン政権が南アフリカ共和国などアフリカ地域8カ国との渡航制限を講じたことは、米国にとってオミクロン株に対する防御を準備する時間稼ぎとなり、パニックにはつながらないだろうと指摘した。

  さらに、オミクロン株を巡っては、デルタ株への感染より重症化するかどうかなどの疑問があると述べた。オミクロン株がワクチン防御力を弱める恐れがあると「考えられる」ものの、既存の予防接種で封じ込められる可能性もあると付け加えた。

Fauci Says He Won’t Be Surprised If Omicron Already in U.S. (1)(抜粋)

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