(ブルームバーグ): フロントエンドの米国債利回りはアジア時間30日に若干上昇したが、新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン株」への懸念で買い進まれた26日の水準近くにとどまっている。

  2年債利回りは短縮取引だった26日の終了時点から変わらず。10年債利回りはわずかに上昇した。

  スワップ市場は26日と変わらず、2022年にほぼ2回の0.25ポイント利上げを織り込んでいる。オミクロン株が注目される前は3回が想定されていた。

   パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長は29日、オミクロン株について、物価安定と最大限の雇用の実現という2つのマンデート(責務)にとってリスクになるとの認識を示した。変異株の影響で利上げが遅れる可能性があるとの市場の観測を抑えることにはならなかった。

パウエル氏、「オミクロン株」は当局の2つの責務にリスクとなる 

  30日の議会証言のために準備したテキストを事前に公開したもので、利回りはその後低下した。 

  アジア時間30日の2年債利回りは0.5%と2ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇した。10年債利回りは2bp上昇の1.52%。29日には一時1.56%を付けた。現状は10月29日の水準を3bp下回っており、このままいけば月間ベースでは4カ月ぶりの低下となりそうだ。

 

 

Treasuries Keep a Grip on Gains Spurred by Omicron Virus Fears(抜粋)

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