(ブルームバーグ): 世界の食料価格は先月も上昇し、過去最高に迫った。消費者や政府にとって、物価上昇が一層大きな問題となっている。

  国連食糧農業機関(FAO)が算出する世界食料価格指数は11月に1.2%上昇した。主要国でインフレ加速が一段と顕著になる一方で、低所得国は食料輸入がより困難になり、飢餓が悪化する恐れがある。

  食料価格が上昇した要因は、悪天候による収穫への打撃や、出荷コストの上昇、労働者不足、エネルギー危機によるサプライチェーンの問題、肥料価格の高騰など複数にわたる。今回の価格高騰は、世界的な食料危機につながった2008−11年時をほうふつとさせる。

  FAOのシニアエコノミスト、アブドルレザ・アバシアン氏は「消費者にとって悪いニュースなのは確かだ」と述べた。

 

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