(ブルームバーグ): 南アフリカ共和国で新型コロナウイルス変異株「オミクロン」感染の震源地となっているハウテン州では、同変異株がデルタ株など従来のあらゆる変異株を超えるペースで広がっていると、州政府の顧問が述べた。

  「南アでこれまで見られなかったスピードで市中感染が加速している」とブルース・メラド氏は2日のプレゼンテーションで指摘。「感染力の強い変異株による置き換わりと整合する」と続けた。

南アの新型コロナ新規感染件数、前日からほぼ倍増−国立伝染病研究所

 

  メラド氏はその上で、これまでの感染や南ア人口の約4分の1がワクチン接種済みであるという事実が、オミクロン株の打撃を抑えている可能性があると説明。政府の科学者や民間企業の保険数理士によると、南ア人口の60−80%が過去の流行期に感染したと推定される。

  州内の感染者数は今後数週間に約4万人でピークを付ける公算が大きく、今年半ばの第3波で記録した10万人余りを下回ると、メラド氏は感染予測モデルを活用して予想。入院者数は第3波のピークで9500人に上ったが、今回は約4000人への上昇にとどまるだろうとみている。

Omicron Spreading Faster Than Delta in South Africa (1)(抜粋)

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