(ブルームバーグ): 中国の配車サービス大手、滴滴グローバルは米上場廃止の準備を開始したことを明らかにした。香港上場に備えた作業に着手する。米国上場に反対する中国当局の要求に屈する格好だ。

  滴滴は2日付の発表資料で、米国預託株式(ADS)の上場廃止申請が同社取締役会で承認されたことを明らかにし、香港上場を目指す方針を示した。また、ADSは国際的に認められた他の証券取引所で自由に売買される株式に転換されることを確実にすると説明した。

  事情に詳しい複数の関係者によれば、滴滴は来年3月ごろの香港上場申請を目指している。計画は未公表だとして関係者は匿名を条件に話した。滴滴に取材を試みたがすぐに返答はなかった。

  こうした前例のない動きは、中国政府が地政学上のライバルに機密データが漏れる可能性について懸念を強めていることを浮き彫りにする。中国当局は滴滴の経営幹部に対し、機密データ流出懸念を理由に米上場廃止に向けた計画をまとめるよう指示したと、ブルームバーグは先週報じていた。

中国、滴滴にNY証取の上場廃止計画まとめるよう指示−関係者

 

(抜粋)

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