(ブルームバーグ):

暗号資産(仮想通貨)交換業者ビットマートのウォレットがハッキング被害に遭い、仮想通貨およそ1億5000万ドル(約170億円)相当が引き出されたと、同社の最高経営責任者(CEO)がツイッターで明らかにした。同氏のアカウントは本人のものであるという認証をツイッターから受けていない。

  ビットマートのシェルドン・シャCEOは連投したツイートの一つで、「当社のETHホットウォレットの一つとBSCホットウォレットの一つに関して大規模なセキュリティー侵害があったことを確認した」と記した。ETHはイーサリアム、BSCはバイナンス・スマート・チェーンをそれぞれ指す。

  ブルームバーグは5日、シャ氏のツイッターのプロフィルに記された職場の電子メールアドレスにメールを送付したが、「アドレスへのアクセスが拒否されました」とのメッセージとともに戻ってきた。またビットマート・ドット・エクスチェンジのアカウントからは、すべての引き出しが一時停止されたことを伝えるとともに、ユーザーに理解と辛抱を求めるツイートが発信された。

  仮想通貨に特化した複数のメディアが報じたところによれば、今回のハッキングについて最初に明らかにしたのはブロックチェーンセキュリティー会社のペックシールド。仮想通貨は4日に急落している。

ビットコインが20%超の下落、暗号資産全般が売られる

  ペックシールドは未認証のツイッターアカウントからの投稿で、被害額について当初1億ドルと説明、その後2倍に増えたとしている。

 

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