(ブルームバーグ):

ゴールドマン・サックス・グループは、株式の押し目買いを急ぐ動きに警鐘を鳴らした。12月はボラティリティーが突発的に拡大する余地があり、リスク指標はまだ買いシグナルを発していないと指摘した。

  新型コロナウイルスのオミクロン変異株拡大と同時に米金融当局がタカ派に傾斜したことで、トレーディングではあらゆる形での難題が短期的に発生し続けると、ゴールドマンのポートフォリオ戦略と資産配分のマネジングディレクター、クリスチャン・ミュラーグリスマン氏は分析。

  大型ハイテク株からビットコインに至るあらゆる資産を押し下げた売りの波が過ぎた後、ゴールドマン・サックス・リスク・アペタイト・インジケーター(RAI)はゼロを割り込んでいるが、さらに低下する可能性があると同行はみている。

  グリスマン氏はインタビューで、「マクロ環境改善の見通しが立たない状況でリスクを積み増すのは、RAIがマイナス2に近づくのを確認してからにした方がよさそうだ」と発言。「マイナス2付近、あるいはそれを下回る水準に低下すれば、再びリスクを取り一段と景気循環的なポジションを構築する好機になり得る。オミクロン株感染が落ち着いて成長が安定化する場合は特にそうだろう」と述べた。

  オミクロン変異株の致死性が恐れたほど高くなく、景気回復が軌道を外れることはないとの見方を背景に、リスク資産が今週大きく持ち直したが、同氏の警告はこうした見解と対照的だ。

  一方、ドイツ銀行の指標はリスク資産が底に近づいている可能性を示唆している。

Goldman Sachs Has Bad News for Investors Rushing to Buy the Dip(抜粋)

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