(ブルームバーグ): アジア時間帯18日昼の取引で、北海原油代表油種のブレント先物相場が続伸し、3月限は一時1.2%高の1バレル=87.55ドルと、2014年10月以来の高値を付けた。

  新型コロナウイルス・オミクロン変異株拡大の需要への影響を巡る不安が和らぐ中で、中東地域での地政学的緊張の高まりが材料視された。

  石油輸出国機構(OPEC)第3の産油国であるアラブ首長国連邦(UAE)の首都アブダビ周辺では無人機とみられる攻撃で爆発や火災が発生し、3人が死亡。イエメンの武装組織フーシ派が実行を主張した。

親イラン武装組織のフーシ派がUAE攻撃、湾岸地域の緊張高まる

  ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)2月限も一時1.6%上昇し、85.19ドルで取引された。

  INGグループの商品戦略責任者ウォーレン・パターソン氏は「市場のセンチメントは引き続き前向きであり、UAEへの攻撃は単に一層の価格押し上げ要因を提供しただけだ。堅調な需要の下での供給途絶は、原油市場の予想以上の逼迫(ひっぱく)を意味している」と指摘した。

(最新の相場や市場関係者の見方を追加して更新します)

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