(ブルームバーグ): 暗号資産(仮想通貨)市場における世界的なリスクオフの動きと売却の圧力は22日も衰える兆しが見られず、米国時間午後の段階でビットコインは4%、イーサは約7%それぞれ下落した。

  ビットコインは早い段階で一時3万4042.77ドルと、昨年11月に付けた過去最高値から50%余りの下落を記録。その後、3万5300ドル近辺で取引された。

  米金融当局のタカ派シグナルのほか、ホワイトハウスによる新たな規制の示唆やロシアでの仮想通貨マイニング(採掘)と取引の全面禁止の可能性にトレーダーが反応し、イーサなど他の仮想通貨はビットコインを上回る下落ペースとなっている。

  ビットコインの時価総額は過去7営業日で20%前後減ったのに対し、イーサの時価総額は30%近く失われた。ソラナ(SOL)とAVAXはいずれも約38%下落。コインマーケットキャップによれば、ミームコインのドージコインとシバイヌは過去1週間でそれぞれ30%、38%下げた。

  RBCキャピタル・マーケッツのストラテジスト、エイミー・ウー・シルバーマン氏によると、注視すべき重要なテクニカル指標はビットコインに対するイーサの比率だ。イーサはビットコインに対し過去数カ月にわたり0.07を上回って推移した後、昨年10月以来の水準に下落。最近では0.069となった。

  同氏は「今や全体として本格的なリスクオフの調整となっている。隠れる場所はない」と22日のリポートで指摘。また、イーサの対ビットコイン比率については、0.055が次に注目すべき水準だとコメントした。

Ether, Solana, Memecoins Get Crushed in Crypto Market Rout(抜粋)

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