(ブルームバーグ): 中国本土株の指標、CSI300指数が弱気相場入りの瀬戸際に立たされている。世界的に株価が軟調に推移する中で、中国メディアは投資家に平静を保つよう呼び掛けている。

  CSI300指数は26日の取引を前日比0.7%高で終えたが、一時は0.7%安となる場面もあった。昨年2月に付けた高値からの下落率は20%に接近している。

  少なくとも政府系2紙は、中国株が政策支援を享受しているほか、流動性環境の緩和も見込まれており、調整は買いの好機だと主張した。

  中国では来週に春節(旧正月)連休と北京冬季五輪の開幕を控えており、今回の呼び掛けは利益確定売りの動きが出る中で中国当局が安定を望んでいることを示唆している。CSI300指数は新型コロナウイルス感染症のパンデミック(世界的大流行)でも弱気相場入りしなかった世界でも数少ない株価指数の1つ。

  中国当局は政策を緩和し始めており、中国資産に対して強気に転じる銀行や運用担当者は増えているが、米利上げに投資家が備える中で、中国株も今年に入り他の市場と同じく打撃を受ける形になっている。

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