(ブルームバーグ): イタリアの銀行ウニクレディトは、ロシアのオトクルィチエ銀行の買収検討を取りやめた。ウニクレディトのアンドレア・オーセル最高経営責任者(CEO)は、ロシアがウクライナ国境に軍を集結させていることが撤退決定の要因だったと示唆した。

  オーセル氏は28日の電話記者会見で、「地政学的な環境を踏まえ」、検討中止を決定したと説明した。

  ウニクレディトは合併・買収(M&A)を模索する計画の一部として、オトクルィチエに関心を示していた。だが投資家の反応は懐疑的で、関心の表明が伝わるとウニクレディトの株価は一時9%余り下落した。

  オトクルィチエはシステム的に重要とされるロシアの銀行。大量の不良債権を抱えて経営破綻し、2017年に同国最大規模の公的資金が投じられ、国有化された。

UniCredit Walks Away From Russia Bank Deal Citing Ukraine Risk(抜粋)

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